日本の空手の黎明期に、その普及に尽くした沖縄空手家の中の一人、「遠山寛賢」は1888年 現沖縄県首里に生まれ、幼少より「糸洲安恒」「東恩納寛量」らに学び、更に中国拳法や琉球古武道にも精通していたと伝えられており、沖縄初代知事「志喜屋孝信」より空手道大師範の称号を授与されている。
1935年 遠山は東京目黒に空手道場「修道館」を開設、空手の普及に尽力をそそぎ、多くの門下生を育成した。 その中の門下生の一人、「伊藤幹之」は、1952年修道館より独立。 東京都大田区に道場を開設し「日本空手道研究会」と称した。
1966年 遠山寛賢逝去、伊藤は修道館門下の有志を糾合し、遠山の意志と技術を継べく、遠山の旧姓「親泊 (おやどまり)」を冠した 新会派「日本空手道泊親会」を結成した。
■初代会長
伊藤幹之(全日本空手道連盟公認八段/連合会九段/範士) 2004年8月13日逝去
■現会長 (四代目会長)
堀川博明(平成31年”令和元年”会長就任 / 静岡県清水道場師範)
■現有勢力
北海道・東北・関東・東海地区に約30名の師範と各師範の翼下にある支部数から、総会員数4,000名を見込む。
毎年行われる「日本空手道連合会全国大会」には100名を超える大選手団を送り、「全日本空手道連盟」の強化選手(ナショナルチーム)には多くの選手が選ばれ、日本、世界で活躍している。 |
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