TOP > ALLTOPICS > 平成28年度 第2回泊親会強化選手合同稽古会in清水



平成28年11月12日(土)に静岡県清水市で強化選手の強化練習会が行われた。 今年の第1回強化練習会は神奈川県川崎市で行われたが、日本・世界でも活躍する選手が多い清水道場が主体になり、泊親会選手たちのレベルアップに合同稽古会を行った。
朝早く、選手たちは清水市総合運動公園武道場に緊張した顔で集合した。 これから一日、みっちり空手の稽古をするのだ。 先生たちの挨拶もそこそこに早速、全員で基本と形の部で基本形に指定された「平安形」を稽古した。 選手たちの気合の声が、今日の稽古に対する本気度がわかる。 気合の声が武道場に響き渡る!
さすが強化選手たちの集まりである。 まるで100人の団体形を見ているような錯覚におちいる程の素晴らしい形を見せる。 しかし先生たちから見るとまだまだようだ。 ひとり、ひとりにアドバイスが入る。
さぁ、アップが終わり本格的に稽古開始。 形を稽古する選手と、組手を稽古する選手に分かれて稽古開始。 組手組は、同じ武道場に残り飛ぶ、跳ねる、走る! どんな体制からでも技が出せるようにするための体幹を鍛える練習だ。 これを普段からやっていたら、瞬発力や、突進力が鍛えられるはずである。
ただ飛んだり、跳ねたりするだけでは無い。 先生たちから飛ぶ時の重心のありかた、着地した時の力の方向性、その力のままに前に出て、拳に、蹴りに伝える方法など詳しく教えてもらった。 
攻撃を避ながら突く、突きながら攻撃を避ける、流す・・・言うのは簡単だけど、そんな簡単な事では無い。 選手たちの眼力、瞬発力・・・体全体を使い攻撃する。 攻守一体・・・組手の真髄。
かわって「形」の稽古組は、清水道場の本部道場で稽古を行っていた。 形の稽古を行っていたのは少ない人数であったが、その分、一人一人に教えかける時間が たっぷり。 
強化選手たちだけあって、最初から素晴らしい形を見せてくれていたが、時間がたつにつれ、先生が教えるたびに、変化していくさまが はっきり解る。
また、「組手」稽古選手たちも同じであった。 めきめき成長する選手たち。 組手試合が一試合終わる度に先生たちからアドバイスが入る。 そのアドバイスをすぐに実践する選手たち。
本番の試合並に真剣な表情で稽古する選手たち。 前に出る!前に出る! 拳が、突きが交錯する! 蹴りが交錯する! 他の道場選手たちと戦える機会は少ない。 今日の稽古は貴重な稽古となっている。 選手たちは、全員それが解っている! 
一日中、形の稽古をしている選手たちに脱帽である・・・ 基本、形はつねに中腰で行われるからだ。 つまり選手たちは、一日中中腰でいる事になる。 それでも先生の話を聞き、稽古を続ける。 地力が着くのは当たり前だ。
選手たち全員が、翌日から実感するだろう・・・この合同稽古会が無駄では無かった事を。 若い先生たちだからこそ出来る実践を見せられる組手稽古。 形を突き詰めてきた来た先生だからこそ出来る形稽古。 泊親会が一体になった、この取り組み。 日本、世界での強豪は「泊親会」であると・・・今日、参加した選手たちが証明していくであろう。

本部:日本空手道泊親会 本部 清水道場
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